活動日記

2025/02/13(Thr)
ぶら下がる日本人
失われた30年、という言葉が定着してしまった感がある。

この30年、日本人の給料は基本的に上がらなかった。

世界第2位の経済大国の地位も、2008年に中国に抜かれ、昨年、ドイツに抜かれ、現在、第4位まで後退。

日本人の平均給与は、韓国に抜かれ、台湾にも抜かれた。

日本人の平均給与は、昨年、約450万円だった。

税と社会保障費のいわゆる【国民負担率】は約48%に達する。つまり、給料の約半分を持ってかれる国になってしまったのだ。

手取りで言うなら、225万円の国。

国民が疲弊するのは、当たり前の状況下にあるのだ。

アメリカの国民負担率は約33%で、トランプ大統領は、それは高すぎるとして、減税を訴えている。

効率化省のトップに任命されたイーロン・マスク氏は、2兆ドルを削減するぜ!と息巻き、現に無駄とされる国際機関への支出を停止。WTHO(世界保健機構)から脱退し、ウィーン会議からも再離脱。

とにかく、政府の無駄は許さないぞ、というスタンスにあるのだ。

熊本県では、台湾の半導体受託生産世界1位のTSMCが、工場を建設し、その特需で湧いている状況下にある。

第1工場建設に約5000億円の税金、第2工場に7000億円の税金を提供し、土地と水を差し出し、工場を建設。さらには、人材まで差し出すのだという。

台湾の1企業に、上げ膳据え膳をして、そして、台湾人のボスの下で働くことに喜びを感じる日本人の構図があるのだ。

ちなみにTSMCで働く技術者の多くは、年収にして40万ドル(約6000万円)くらいあるとされる。その多くは、台湾の一流大学卒だ。

TSMCは、台湾の優秀な大学生を青田買いして、アメリカの大学に留学させている。アメリカの大学への高額な留学費用は、卒業後、TSMCに入社することを条件に、全額をTSMCが肩代わりするシステムが構築されているのだ。

優秀な学生を囲い込み、米国で最先端の技術を習得させ、更なる技術の高度化を目指しているのだ。

だから、日本の半導体の技術者が、そのTSMCの中枢で働くことは、基本的にない、とされる。

そして、日本の工場で作られた前工程の半導体は、全量台湾に輸出され、後工程のメーカーに託される流れにある。

台湾で完成した半導体の一体どのくらい数が、再度日本に持ち込まれるのかさえ、分からない状態にあるのだ。おおよそ30%くらいではないか、と言われている。

日本人の税金を差し出し、水と人と土地を差し出しているのに、どれだけの半導体が戻ってくるのかさえも分からない状態にあり、そしてTSMCが儲けた利益の大半は、台湾本国に落ちる仕組みにあるのだ。

最初に戻るが、国民負担率が48%もあるということは、それだけ税金にぶら下がって生きている日本人が多いことを意味している。

公共事業にぶら下がり、補助金にぶら下がり、天下り先にぶら下がり、年金にぶら下がり、給付金にぶら下がり、つでに外国企業にぶら下がる。

ぶら下がりに慣れてしまったから、まだまだおカネが足りない、だから消費税も社会保障も上げなくちゃ、となってしまうのだ。

ぶら下がり大国なのだから、日本人の給料が上がるはずがないのだ。

2025/02/12(Wed)
一つひとつ、課題をクリア
くまもと新鮮野菜 野菜館のECサイト販売は、【ゆうパック】で配送することになった。

12日、日本郵政の方が野菜館に来られて、ECサイトで使用する配送システムをパソコンおよびプリンターにセッティングして頂いた。

様々な契約を終え、配送に関する準備は整ったことになる。

郵便局さんに16時に集荷して頂けたら、首都圏には2日後には届く予定だ。郵便局にLINE登録しているお客様には、荷物の到着日時を通知できるシステムにも加入。

日本郵政の職員さんは、熊本市内にある中央郵便局勤務。濱田のことを御存知だった。

「ビックリしました」

というので、

「落選して暇なので、八百屋を始めました」

とお伝えした。

その職員さん曰く、「いま、熊本の食材、なかでも野菜のECサイトの取扱量が増えてます。需要がものすごいです」

とのこと。

首都圏の富裕層は、なにより時間を優先するので、今後ますます、ECサイトでの野菜や米の需要が高まる見込みがあるという。

14日、ECサイトを作成して頂いた業者さんと最後の調整を終えたら、実際にほぼすべての準備が整う予定だ。

もちろん、本当にECサイトが、正確に稼働するかも検証してみる必要がある。

感想としては、ここにたどり着くまで、随分と時間が掛かったような気もしている。

速かったのか、遅かったのか・・・・

昨日、お米の問屋さんと仕入れに関して打合せを行い、様々なアドバイスを頂いた。

米問屋のお客様の中で、ECサイトをすでに運用している会社があるそうで、AmazonのECサイトで米を販売。これまでは、月に1件程度の注文しかなかったという。

しかし、昨今の米高で、注文が殺到し、なんと約500件の注文が成立してしまったのだという。

その会社は、安いままのコメの値段を表示し続けたため、注文が殺到してしまったのだとか。

結果、大赤字になってしまったという。

米問屋さんからは、ECサイトで米を販売する際は、数量限定でお願いします、との貴重な御意見を頂いたのであった。

先ずは、100セット限定、から始めることになった。

少しずつだが、前進、といった感じか。

2025/02/11(Tue)
家族と仕事と
11日は、結婚記念日だった。結婚して満17年。

17年間、本当にいろんなことがあった。

濱田は、この17年間で、落選と当選を繰り返し、結婚してから7回選挙を戦い(3勝4敗)。結婚前に2戦しており、1勝1敗。

まあ、これだけ選挙に出るのも、ふつうじゃない、と思う。

少なくとも、ふつうの家庭ではないわな、と思う。

妻はよく離婚もせず、一緒に過ごしてくれたなぁ、と思う。

8年前には起業もしている。

濱田は現在、7事業を手掛けている。

1、デイサービスひこ(三郎店)
2、デイサービス江津湖店
3、認知症対応型グループホーム
4、小規模多機能ホーム
5、介護・福祉タクシー事業
6、訪問介護事業
7、くまもと新鮮野菜・野菜館


現在、野菜のECサイトが最終段階であり、さらにはArtの新規事業・新会社設立に向けて活動中だ。

だから妻は毎日、超多忙だ。

こんなに働いている女性は、いないのではないか、と思えてしまうくらい、毎日、忙しく働いている。

そんな妻をよそに、濱田はいたってマイペースで、毎日、涼しい顔で仕事をこなす。

濱田も妻も、様々な事業を通じて、人と関わりあう。

実は、責任ある立場で人と関わりあう人生は、その人の人生を、なお一層、輝かせるのだ。

能力をフル回転させ、誰よりも働かなければ、小零細企業なんてすぐに潰れてしまうのだから。

嬉しいことは、2人の子が、予想以上にスクスクと育ってくれていることだ。

中3の息子は、類稀な努力家に育ってくれた。間違いなく大秀才への道を歩んでいる。

そして小4の娘は、家族誰もが認める才能の人だ。

ちなみに息子は、小学校は無遅刻無欠席を通している。中学でも2年までは無遅刻無欠席、3年になって初めてインフルで欠席。運動能力も優れており体育はずっと5だ。

一方、小4の娘はというと、年間200日は遅刻する存在だ。

娘は毎朝、9時までぐっすり寝て、9時半に登校。時間までに学校に行くのは、年間ほんの数日で、時には、11時に登校の日もあったりする。

同じ環境下で育っているはずなのだが、この違いは何なのか・・・・

そう、人は皆、同じではなくて、違った存在なのだ。

濱田は、そんな娘を叱ったりはしない。朝9時までぐっすり寝ている娘の寝顔を見ているだけで、幸せになれるのだから。

濱田は超甘々な親だと思う。

「給食までに間に合ったんなら、良かったじゃん。給食は美味しかったか?」

と問いかけるのだ。

そんな娘は、才能の人だ。家族誰もが認める驚くべき才能の人。

濱田の家族は、皆、才能に溢れていると思う。

だから、楽しく、そして面白い。

否、人は皆、才能に溢れているのだ。

そして、自分のその才能に気付けるかどうかで、その人の人生は大きく変わる。

濱田の親としての役割は、子供達の才能を最大限まで引き出すことにあるのだと思う。もちろんパートナーである妻の才能も引き出すこと。

才能を引き出すためには、揺るぎない自信を与えること、自分の頭で考える習慣を身に付けさせ、そして活躍の場を与えること。

それは、従業員に対しても同じだ。

従業員さんの存在を認め、才能を認め、裁量を与え、活躍の場を提供すること。

濱田の人生は、その繰り返しにある。

考えてごらん、世の中は、人を否定してばかりだ。世の中は、他者の粗さがしを得意とする者で溢れていて、ほとんどの人は、褒められた経験を持たない。また褒められたことのない人は、他者を褒めることもない。

批判されて、貶(けな)されて、否定されて、その人の才能が芽生えることはない。

だから、濱田は子どもを褒め、従業員を褒める。

すると、人は予想を超えて、成長するのだ。

8年弱で、ここまで会社が成長した背景には、それなりに理由があるのだと思う。

そして、なんやかやで結婚生活18年目が始まる。

おそらくまた、刺激的で楽しい1年になるのだと思う。

2025/02/10(Mon)
打合せ等々
野菜のECサイトが、ほぼ完成に近づいている。業者さんと細かい部分を修正する必要がある。

宅配業者は、事実上、ヤマト運輸、佐川急便、日本郵政の3社しかない。

郵便局の方が、熱心に営業に来られたので、結局、郵便局さんにお願いすることになった。

仕事というのは、熱量のある人とするのが基本なのだ。

12日に日本郵政の方と最終の打ち合わせを行うこととなった。伝票のダウンロード等々。

ECサイトが完成しても、それで終わりではない。

次は、どうやってECサイトを宣伝していくか、が課題となる。

ECサイトに強い広告代理店の方(濱田の知り合い)と話を進める予定だ。

本日、Artの新規事業に関して、弁理士の先生とzoomで会議を行った。

この新規事業は、ビジネスコンクールがあるなら、グランプリを獲得できる内容だと考えている。

まだ、世界中の誰もやったことのない仕事。

事業内容をお伝えしたところ、弁理士の先生でさえ、こんな夢の膨らむ事業計画は聞いたことがないと言う。

分かり易く、シンプルで、しかし需要が見込める仕事。

どこの部分で特許を申請するか、検討を重ねることになった。

専門家の知見は、ありがたく頂戴することに限るのだ。

夕方、菊池市の野菜館に行き、いくつかの仕事をした。

野菜館は年中無休で、小規模多機能ホームも認知症のグループホームも休みはない。

だから、濱田にも休みはない。濱田は、努力の人だ。特別な才能がある訳ではない。

息子は、変わらず努力を続けている。

この3年間、息子を見てきた。

正直、息子は、濱田も敵わないくらいの努力家だ。おそらく学力においては、すでに父親を超えているのではないか。

長い人生、良い時も悪い時もある。

もちろん、成功も失敗もある。

しかし、努力を継続できる力さえ身に付けていれば、どんな状況に陥っても、凌げるのだ。

息子には、継続できる力が備わっていることを強く感じるのである。

そして学問は、人生を照らす道しるべとなる。

息子にとって、父親というのは、初めて対峙する大人であり、そして超えていくべき存在なんだと思う。

息子には、なんの縛りも掛けず、思うままに自由に生きて行って欲しいと考えている。

そして、父親など、はるかに超えていけ、と思うのだ。

2025/02/09(Sun)
国民負担率48%の国
国民負担率が48%の国って、なんなのよ、と思う。

日本は、いまや、稼いだおカネの約半分が、税金と社会保障費で持ってかれてしまう国なのだ。

アメリカ合衆国の国民負担率は約33%。

それでも高いと言い、トランプ大統領は、減税を叫ぶ。効率化省のトップとなった事業家のイーロン・マスク氏は、2兆ドルの削減を表明。

トランプ大統領は世界保健機構(WHO)からの撤退も表明。温暖化対策の国際協定である「パリ協定」からの離脱も表明。

トランプ大統領は、「温暖化なんて嘘っぱち。ガソリンを掘って掘って掘りまくれ」

と叫ぶ。

日本では、減税を訴える政党は、少数派だ。

ほとんどの国会議員は、なんとなしに、現状維持を容認。「消費税をまだまだ上げる必要がある」と真顔で訴える政治家までいる。

48%の負担率ということは、それだけ税金や公金に群がっている人達が多いことを意味している。

真面目に働くより、税金にうまくぶら下がる方がよいとする人達。

公共事業に群がり、補助金に群がり、そしてそのほとんどの人達が、自民党の支持者となる。

高級官僚たちは、年収2000万円以上の、部屋付き、運転手付き、秘書付きの天下り先の確保に熱心で、つまり国が停滞して当たり前の状態にあるのだ。

2月は、労働保険料の納付月だ(9月、11月、2月に納付)。労働保険料は、雇用保険料の原資となる。コロナ化で、財源が枯渇して、労働保険料はコロナ前と比較してほぼ約2倍となった。

ガソリンも上がったままだ。

ここ熊本でもレギュラーガソリンが1リットル180円前後まで値上がりしている。濱田が経営する介護施設は、送迎用の社用車を20台所有。

ガソリン代の高騰は経営を直撃。

菊池市で運営している2つの介護施設の12月の電気料金は、合計でなんと48万円もした。11月のほぼ倍の金額。

あまりにも高いので、間違いではないかと思ったが、国からの補助金が切れたことが、高騰の理由だった。

11月までは1キロワットあたり35円の補助金が投入されていたが、12月分はその補助金が切れたので、その分、電気代が値上がりしたという。

全国で、ガソリンや電気代の高騰で、事業を継続できなくなる小零細企業が続出しているとされる。

国債を刷って刷って刷りまくった挙句、円安になり、物価が上昇。エネルギー価格も暴騰。

しかし、減税を訴える政治家がほとんどいない状態にある。

ガソリンに課されている暫定税率(約25%)は、温存されたままだし、下がる気配はまったくない状態が続く。

国民は、もっと怒らないと、と思うのだが・・・・

2025/02/08(Sat)
事業
くまもと新鮮野菜の売上が好調に推移している。

野菜を、徹底的に安く仕入れ、そして安く販売。

だから、お客様がお客様を呼ぶのだ。

利幅が薄いので、倍程度、売る必要があるのだが、それでいいのだ。

小売の基本は、薄利多売にある。

この野菜が高い時代に、驚きの安さを実践。

濱田は、商売の基本を忠実に実行しているだけとも言える。

田崎市場の野菜の仲買人と直接交渉して、自分の考えを伝え、良質な野菜野菜と果物を仕入れている。

こんな交渉する人なんて、どこにもいない。

濱田は人のしないことをする。

単なる八百屋だけなら、八百屋を開いたりはしない。

誰もやったことがない、野菜ビジネス・ECサイト事業を手掛けるのだ。

そして、ようやく、主戦場と位置付けているECサイトでの販売が始まろうとしている。


くまもと新鮮野菜 野菜館のECサイト事業の利点を挙げるならば、以下の点が考えられる。


1、実店舗が年中無休で稼働しているので、新鮮な野菜を常備している点

2、注文を受けての即日発送が可能な点

3、仲買人と直接取引しかつ規格外野菜も扱っているので、低価格を実現している点

4、ECサイトは天候に左右されない点


主な顧客は、大都市で働いている購買力のあるOLさんや米や野菜を持ち運ぶのが大変なシニア層になる。

日に30箱の注文が来るならば、超優良な販売額となり、さらにそれ以上になるなら、県内で最大の売上を誇るお店になり得るのだ。

たぶん、そうなって行くんだろうと考えている。

野菜は、儲からないよ、と多くの人が思う。というか、野菜の流通なんて、ほとんどの人は考えたこともないし、興味もないのが実際のところだ。

だれも見向きもしない業界、新規参入がほとんどない産業で、ECサイトなどの新技術を導入して、仕事を創り出していくということ。

おそらく数年後に、野菜事業だけで、従業員数は20人を超えていくのではないか、と考えている。

濱田が目指しているのは、熊本(九州)の食材を中心にネット販売を手掛けるEC専門の食材専門商社だ。

先日、日商岩井の同期と飲んだが、濱田がやっていることは、実は、やり手の商社マンがやっている仕事内容と一緒だとも言える。

商社を辞めても、商社マンがやっている仕事をやっているのに等しいのだ。濱田は、自分で事業計画を立て、人と会い、商談を行い、商圏を創り上げていく仕事をしているのだ。

そして次の仕事は、Artの新規事業である。

このArtの新規事業は、濱田の考えついた仕事の中で、今のところ最大の事業計画と言え、いま着々と準備が進んでいる。

今度の相手は、世界中の人々となる。だから仕事として面白くないわけがないのだ。

2025/02/07(Fri)
同期と
日商岩井時代の同期と飲んだ。

奥川君と浅川君。

奥川君は双日勤務で、いま、熊本空港の仕事をしている。浅川君は、会社を辞め、現在、スポーツ関係の仕事(ドーピング検査)をしている。浅川君は、国内ではドーピングの第一人者となっている。時々、テレビに出ているのを視聴。

商社マンと云うのは、実にバランスの取れた人達だと思う。

勉強ができて、スポーツができて、語学が堪能。話も上手くて、どんな話を聞いても面白い。そして穏やか。

お互いの近況を語った。

会社を辞めて、もう25年も経つのだが、同期は時々、濱田のことを思い出してくれて、誘ってくれる。

僕らは、もう50代も半ばなので、残りの人生を、いかに楽しく、豊かに、健康に過ごすかに重点が移りつつある。

人生の後半期で大切なのは、案外、友達なんだと感じるのである。